vol.11 「積み上げ思考と逆算思考〜情報革命がもたらした影響〜」

こんにちは!

 
今日は、積み上げ思考と逆算思考について考えてみたいと思います。
 
まずそもそも積み上げ思考とは、物事の「今」に着目し、その時々でのベストを尽くす思考法です。
一方の逆算思考とは、物事の「未来」から逆算し現状の行動を決めていく思考法です。
 
私が思うに、積み上げ思考も少なからず逆算的に思考することもあるはずで
両者の違いはその時間観だと思います。
逆算思考の方が、より遠くの未来から考えるのだと思います。
 
こうした大きく2つの思考があるわけですが
私は結論から言えば、今の時代は積み上げ思考で生きた方が幸せになれると思います。
 
理由はシンプルで、将来が不確定な時代になってきたから、です。
 
約1万年前に起きた農業革命、18世紀に起きた産業革命、そして現代の情報革命。
その中でも情報革命に関しては、あらゆる人があらゆる情報をアウトプットし、インプットすることができるようになりました。
これはやはり本当に大きな変化だと思います。
 
これにより、イノベーションが加速したことは言うまでもありません。
結果、商品・サービスの短サイクル化が起き、10年前とは様子が一変するような時代になりました。
わかりやすい例で言えば、10年前にスマートフォンが携帯電話を駆逐する日が来るなんて誰も予想できなかったはずです。
私も友達がApple社のiPhoneを持っていた時には、「携帯の方が便利だ」とぬかしておりました笑
 
とにかく、将来を予測することが限りなく難しくなっているのがこの時代です。
 
そうした時に、例えば死ぬまでのキャリアを描いて、そこから逆算して意思決定していくのは無意味だと思うのです。
40歳で⚪︎⚪︎という会社のCEOになりたいから、まずはこの会社で〜〜の経験を積む。
もし⚪︎⚪︎という会社が倒産してしまったら、〜〜という会社での経験は無駄になってしまいませんか?
 
リスクヘッジのために、いくつかの可能性を予想して選択する、というのもアリかもしれませんが
大切なのは「今の幸せ」を追求し続けることだと思います。
言い換えれば、遠い将来のために今の幸せを犠牲にするのは本当にもったいないということです。
 
嫌いなこと、苦しいこと、怖いこと、辛いことなど
ネガティブな感情のものに時間を費やしている暇はないと思うのです。
理由は大きく二つあります。
・ネガティブを乗り越えた先に幸せなことがある保証などどこにも無いから
・ポジティブな感情で取り組む方が高いパフォーマンスが出せるから
 
先述したように、今は数年先の将来すら予測できない時代に突入しています。
ゆえに、忍耐力は必要ないと思うのです。
また、好き、楽しい、ワクワクするなどポジティブな感情で取り組む方がパフォーマンスが高いということは
これまでのご自身の経験を振り返ってみれば明らかだと思います。
 
アインシュタイン相対性理論ではないですが、
好きなことに没頭して時間を忘れた経験はないですか?
努力したつもりでなくても周囲から「すごい」と褒められたことはないですか?
一方で、
少しでも楽をしたい、早く終わりたいと思った経験はないですか?
そのことを考えた時に憂鬱になった経験はないですか?
 
前者と後者、どちらの方がパフォーマンスが高いと思いますか?
パフォーマンスが高いということはすなわち、ビジネスの世界で言えば
より社会に対して価値発揮ができている、ということです。
 
 
企業の競争戦略の第一人者の楠木建さんも、「無努力主義」という言葉で表現されていますが
好きなことに取り組むときは、努力という感覚は皆無なのです。
しかし、周囲からは努力として見られる。
こんな素敵なことはないですよね。
 
話が長くなりましたが、常に今の幸せを追求すべき時代にきたということです。
選択の場面で言えば、判断要素は可能な限り、遠い未来ではなく近い未来からの逆算で考えるべきだと思います。
感覚で言えば、長くて3年、といったところでしょうか。
 
 
ここまで書いてみてまとめるとするならば
・積み上げ思考も逆算は必ずしている
・しかし、その逆算の起点となる未来をできるだけ近い未来にすべき時代になった
といったところですね。
 
目の前の幸せに飛びつくような、ある意味で純粋な生き方を私はしていきたいと思います。
 
 
本日は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました!
 
 
 
 
 
たっこん