vol.14「相談について〜自己を客観視する〜」

こんにちは!

 
今日は、「相談」について述べていきたいと思います。
 
まず初めに。
人は、なぜ他人に物事を相談するのでしょうか。
 
私は、それは主観には限界があるからだと考えています。
 
相談するということは、すなわち客観的な意見を取り入れる、ということです。
自分の考えている主観の範囲に限界がきた時に、人は抱え込めなくなり人に相談するわけです。
 
よく相談した際に「そんなの簡単な話じゃん」と一蹴する人がいます。
相談した側は、「確かに」とその場では納得します。
「なぜこんな簡単なことに気がつかなかったのだろう」と。
 
しかし、これが相談することの意味なのです。
 
自分が認識している範囲では、物事の本質が見えにくくなっているのです。
様々な要素が邪魔をして盲目的になってしまっているので、
相談をして客観的にシンプルな道筋を示してもらうことは非常に意義深いものなのです。
相談した甲斐がある、と言って良いでしょう。
 
逆に、人に全く相談しないという人もいます。
以前の私がまさしくそうでした。
 
人に相談しないということは、自分自身で全てを解決できるとも言えますが
私から言わせれば、それは非常に危険なことでもあると思うのです。
 
パターンとしては2つあると思っています。
 
一つは、自分自身を分離して極限まで客観的に自己を捉えられる人。
もう一つは、主観の中でしか物事を考えられない人です。
 
後者が危険です。
自己の相対化ができないので、絶対的な判断になります。
それはそれである種素晴らしいのですが、他者との協働という意味では、衝突が生まれやすいと思います。
 
絶対的権力者がまさしくそうですが、
私は相対的権力者(他者への相談を厭わない権力者)を目指したいと思います。
 
本日は以上となります。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました!
 
 
 
 
 
たっこん