vol.4 「高い目標設定〜参照点バイアスの影響力〜」

こんにちは!

 
本日は、目標を高く持つことの重要性について書きたいと思います。
 
バイアス(傾向)の中に、参照点バイアスというものがあります。
これは、「人間は基準となる点=参照点があると、それに強く影響を受ける」というものです。
 
例えば、「できなくなるまで腹筋をしてください」と言われたとします。
その際に、「前回のチャレンジャーは100回だった」という情報が入ると
人間は自ずと100回を目標としてしまうというものです。
 
 
この参照点バイアスは、使いようによっては人間の力を最大限引き出す要因になりますし
逆に、力を出し切れない要因にもなり得ると考えています。
 
だから私は目標を高く持つこと=参照点を高く設定することは重要だと考えています。
 
個人的な話になりますが、私は昔から違和感を感じていることがあります。
それは、サッカー日本代表の目標設定についてです。
私の知る限り「ワールドカップで優勝します!」という目標を掲げた選手・関係者は一人もいません。
「ワールドカップ出場」や「ワールドカップベスト4」などを目標に掲げていることが多いように感じます。
 
なぜ負けることを前提にしているのでしょうか。
優勝したいのであれば、それを目標に掲げるべきではないでしょうか。
 
私は日本が優勝できないのは、この目標(参照点)の設定にあると思っています。
「優勝なんでそうはできない」という意見が聞こえてきそうですが、私も同感です。
でも、優勝を目標として掲げない限り絶対に成し遂げることはできないと思います。
 
この話は要するに、現状、目標、手段の構図な訳ですが
目標を低く設定しまえば、そこに向けた手段(努力)しか講じないのが人間です。
それぐらいに目標設定=参照点設定は大切なのです。
 
ただここで難しいのが、あまりに高い目標を設定しすぎると
そもそもの達成可能性(CAN)が感じられず、モチベーションが持続しないというものです。
 
そうなると大切なのが、マイルストーンです。
「これをクリアしていけば、目標を達成できる」というマイルストーンをしっかり定めることが重要です。
サッカー日本代表のワールドカップ優勝に関しては、定量的なマイルストーンが引きにくいのが現状ではあります。。
 
vol.2でも書きましたが、私は大抵の目標や夢は、その実現に向けて行動し続ければ、叶うものだと考えています。
ですから、自分や自組織を勝手に矮小化することなく、是非高い目標(参照点)を掲げてほしいと思います。
 
本日は短く以上となります!笑
最後までお読みいただきありがとうございました!
 
 
 
 
 
たっこん